2018.10.24
首都圏居住用賃貸、4ヵ月連続の成約減
不動産情報サービスのアットホーム(株)は23日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2018年9月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。
同月の成約数は1万6,089件(前年同月比13.4%減)と、4ヵ月連続で前年同月比マイナス。地域別では東京23区が7,626件(同8.2%減)、東京都下が1,295件(同17.8%減)、神奈川県が4,032件(同17.5%減)、埼玉県が1,473件(同19.1%減)、千葉県が1,663件(同16.8%減)。
成約数は前年増の反動で、2ヵ月連続全エリアで減少。好調だったシングル向きマンションが、23区では5ヵ月ぶりに減少。一方、カップル・ファミリー向きアパートが前年に引き続き好調、2ヵ月連続の増加となった。
1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが8万9,300円(同0.9%下落)と、3ヵ月連続のマイナス。アパートは6万4,700円(同0.2%上昇)と、4ヵ月ぶりに上昇した。09年1~12月の各月を100とした賃料指数は、首都圏平均でマンションが92.4(前月比3.5ポイント上昇)、アパートは98.8(同1.8ポイント上昇)と再びプラスとなった。
1平方メートル当たりの平均成約賃料は、マンションが2,663円(前年同月比0.8%上昇)で15ヵ月連続の上昇。アパートは2,276円(同3.3%上昇)で19ヵ月連続のプラスとなった。賃料指数はマンションが95.7(前月比0.1ポイント上昇)と2ヵ月連続のプラス。アパートは99.6(同0.4ポイント下降)と5ヵ月ぶりのマイナスとなった。