不動産売買のコラム

 

 2019.08.28

首都圏賃貸、成約件数が8ヵ月連続の減少

不動産情報サービスのアットホーム(株)は27日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2019年7月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の成約件数は1万4,433件(前年同月比12.9%減)と、8ヵ月連続で減少した。地域別では、東京23区が6,489件(同17.3%減)、東京都下1,132件(同13.5%減)、神奈川県4,008件(同6.2%減)、埼玉県1,428件(同0.4%減)、千葉県1,376件(同19.5%減)と、3ヵ月連続で全エリアでのマイナスとなった。全エリアでのマイナスは3ヵ月連続。減少幅も拡大している。

 1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが8万9,100円(同0.4%下落)と2ヵ月連続のマイナス。アパートは6万1,700円(同3.6%下落)と、6ヵ月連続のマイナスとなった。賃料指数は、マンションが89.7(前月比1.2ポイント上昇)、アパートは95.4(同0.3ポイント上昇)といずれもプラスに転じた。

 1平方メートル当たりの平均賃料は、マンションが2,648円(前年同月比0.0%)と変動なし。アパートは2,283円(同0.7%上昇)と2ヵ月連続のプラス。賃料指数は、マンションが93.8(同変動なし)、アパートが100.5(同0.9ポイント下降)と4ヵ月ぶりのマイナス。

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